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2012年5月30日水曜日

6/9(土)人形芝居のふるさとづくり(兵庫県西宮市)

西宮の浜脇地域は、西宮神社の門前町として人が集まり、様々な芸能が生まれました。その中で室町時代には、首から箱を吊し、箱にしのばせた人形を操るくぐつ師がおりました。中でも、えびすさまの人形を操る「えびすかき」は、歌も芝居も上手かったそうです。
そのえびすかきが、淡路に住みつき発展をしたのが「人形浄瑠璃」であり「文楽」で、今や日本の伝統芸能としてユネスコ世界文化遺産にも登録されています。
こういったこのまちの貴重な歴史を踏まえて、豊かなまちづくりとして「人形芝居のふるさとづくり」を進めてまいりたいと思います。


「はなやか関西~文化種と年~」選定事業 人形浄瑠璃街道推進事業
「えびすかき」から「人形浄瑠璃」へ 人形芝居のふるさとづくり

日時  6月9日(土) 13:00~15:00(会場12:30) 入場無料
場所  西宮市立 浜脇小学校 体育館(西宮市浜脇町5-48)
     ※スリッパ等の上履きをご持参ください。
主催  西宮浜脇のふるさとづくり実行委員会、西宮市、
     公益財団法人西宮市文化振興財団

問合せ 戎座人形芝居館 TEL 0798-55-8099

13:00  大型紙芝居 浜脇小学校図書ボランティアBOOKS
13:20  三味線連弾 南あわじ市立南淡中学校郷土芸能部
13:40  えびすかき えびす舞 人形芝居えびす座
14:00  阿波人行浄瑠璃 戎舞 西宮戎舞研究会
14:15  太神楽曲芸 豊来家玉之助
14:40  淡路人形浄瑠璃 日高川入相花王 南あわじ市立南淡中学校郷土芸能部

チラシのpdfファイルはこちら

イベントの詳細はえびす人形芝居館HPをご覧下さい。

2012年5月29日火曜日

6/3(日)淡路人形浄瑠璃魅力発信・今蘇る〔野掛け公演〕(兵庫県淡路市)

淡路島の人形芝居は常設の小屋を持たず「野掛け小屋」という仮設の舞台で上演していました。「芝居は朝から弁当は宵から」という言葉が残っているように、前の晩から重箱いっぱいにごちそうを用意して日がな一日、人形芝居を見るのが何よりの娯楽でした。
本公演では「野掛け小屋」を現代風にアレンジし大型トラックの荷台を特設舞台として開催します。淡路だんじり唄も人形浄瑠璃から派生して生まれたものです。


淡路島古事記編纂1300年記念事業
~人形浄瑠璃街道推進事業~
淡路人形浄瑠璃魅力発信 今蘇る〔野掛け公演〕

とき  平成24年6月3日(日)   入場無料
ところ 淡路ハイウェイオアシス イベント広場(雨天:オアシス館)
     兵庫県淡路市岩屋大林2674-3
       ■高速バスでは…高速舞子より高速バスを利用、淡路IC下車。
        ■車では…上り、下りとも淡路サービスエリアと直結していますが、
              淡路ICからは入れません。上り東浦ICから入るか、外部
              有料駐車場をご利用願います。

第1部 13:00開演
第2部 14:00開演

公演内容
①淡路人形芝居「戎舞」 淡路人形芸舞組
②淡路だんじり唄「平家物語通盛小宰相の段」 西淡鳴潮

※第1、2部とも公演内容は同じです。
※第2部公演終了後、先着100名様に「淡路島の旬」をプレゼントします。


6/23(土)-24(日)能勢人形浄瑠璃鹿角座公演(大阪府能勢町)

今年もこの季節がやってきました。2012年6月能勢浄るり月間!!

能勢人形浄瑠璃鹿角座公演は、6月23(土)、24(日)の二日間に渡り開催されます。

個性あふれる煌めきの舞台をご堪能下さい。


2012年 6月能勢浄るり月間
能勢人形浄瑠璃鹿角座公演

■日時   2012年6月23日(土)、24日(日) 両日とも14時開演(会場13時30分)
■会場   浄るりシアター (大阪府豊能郡能勢町宿野30)
■料金   一般 2,500円(当日500円増) 中学生以下 1,000円(当日同料金) 全席指定
プレイガイド 浄るりシアター 072-734-3241
        ショッピングスクエア『NOSEBOX』 072-731-2233
        ローソンチケット 0570-084-005(Lコード56070)
        イートイン・コンビニRizumin(能勢電鉄平野駅構内) 072-792-7892
※ローソンチケットのみ電話でのご予約ができます。ローソンチケットご購入の際、別途手数料がかかります。
※館内へのカメラ、録音機等のお持ち込みはお断りします。

■主催   能勢人形浄瑠璃実行委員会、能勢町、能勢人形浄瑠璃鹿角座

◇お問い合わせ
 浄るりシアター 563-0341 大阪府豊能郡能勢町宿野30(火曜日休館)
           TEL.072-734-3241
           URL.http://www.jyoruri.jp
           E-mail.jyoruri@town.nose.osaka.jp


公演の詳しい内容については、こちらをご覧下さい。

2012年5月23日水曜日

5/27(日)第18回神山温泉まつり(徳島県神山町)

今週末の5月27日(日)、徳島県神山町において第18回神山温泉まつりが開催されます。
あめごのつかみどり(小学生以下)や、神山すだちサイダー早飲み選手権、もちつき体験などイベントが盛りだくさん。会場は神山温泉の周辺施設各所となっています。

そして、午後12時からと午後2時からの二回に渡り、地元神山町で活躍する寄井座による人形浄瑠璃の実演があります。
会場は神山温泉対岸にある、ふれあい公園・茶屋です。
温泉でリフレッシュした後、人形浄瑠璃の公演を楽しんでみてはいかがでしょうか。


2012 第18回神山温泉まつり

とき   2012年5月27日(日) 午前10時~午後3時 雨天決行
ところ 神山温泉一帯(徳島県名西郡神山町神領) JR徳島駅より車で35分
主催  神山温泉まつり実行委員会(神山温泉ホテル四季の里内)
     TEL088-676-1117

寄井座 人形浄瑠璃実演
●1回目 12時~ ●2回目 14時~
●場所 ふれあい公園・茶屋(神山温泉対岸)

※会場周辺には駐車場を設けています。第2・第3駐車場からは随時シャトルバスも運行されておりますので、ご利用ください。

併せて阿波ナビのイベント情報もご覧ください。

2012年5月16日水曜日

人形浄瑠璃街道連絡協議会 平成24年度第1回全体会合(総会)が開催されました


5月11日(金)、徳島市のあわぎんホールにおいて、「人形浄瑠璃街道連絡協議会」の本年度第1回全体会合(総会)が開催されました。

この協議会は、昨年10月に、人形浄瑠璃が関西から全国へと広がった歴史的経路を「人形浄瑠璃街道」と位置づけ、その魅力を発信しようと、京都、兵庫(西宮・淡路)、徳島の3府県4地域の人形浄瑠璃関係16団体で設立したものです。
このたび、滋賀、大阪、和歌山、鳥取の4府県および既加盟府県からも新たに団体が加盟し、関西広域連合を構成する7府県の26団体へと拡大しました。

 今年度は、徳島県で開催される、第27回国民文化祭・とくしま
2012の「全国人形芝居フェスティバル」や兵庫県南あわじ市など4カ所で開催される「リレー公演」に参加するほか、各府県で行われる人形浄瑠璃イベントなどへの出演や、人形浄瑠璃街道のPRなどを行うこととなりました。
また、来年度以降の取組みについて意見交換をし、協議会アドバイザーの河内厚郎氏からは、「いろんな地域からみなさんが集まっているので、思いがけない組み合わせが生まれることもある。学生さんのアイデアを取り入れるものいいと思う。」などのアドバイスをいただきました。

出席した委員からは、「人形浄瑠璃街道公式グッズを作って各地で販売してみては」「『歴女』が話題なので、歴史的事実と人形浄瑠璃とを結びつけた解説などをしてはどうか」などの意見が挙げられました。
今後、さまざまな取組みの情報等について、このホームページ等で発信していきます。

2012年5月15日火曜日

5/20(日)拝宮農村舞台(徳島県那賀町)

新緑の深まる那賀町拝宮において、5月20日(日)に拝宮農村舞台が開催されます。
拝宮人形座による歓迎の「ゑびす舞」から始まり、猿若秀延の優雅な「日本舞踊」へと続きます。
青年座による「増補 大江山戻り橋の段」は、昨年秋に初披露されたばかりの外題です。大迫力の舞台が、農村舞台でどのように演じられるのか、ご期待下さい!
続いて拝宮谷農村舞台保存会による「拝宮ふすまカラクリ」の上演。なんと、拝宮農村舞台でふすまカラクリが披露されるのは実に半世紀ぶりとのこと。要注目です!
その後には「寿三番叟絵巻」が上演されます。拝宮農村舞台のオリジナルとなっており、青年座・丹生谷清流座・とくしま座・ポラリス座の四座による賑やかな競演が楽しみです。
最後には「福」の「おもち」帰りもあります。是非、ご来場下さい。


新緑の郷公園 拝宮農村舞台

日時 5月20日(日) 午後1時開演(小雨決行)
場所 拝宮農村舞台 那賀町拝宮白人谷1(白人神社境内)
主催 拝宮谷農村舞台保存会/拝宮谷地域まちづくり協議会

公演日程
13:00 歓迎「ゑびす舞」 拝宮人形座
13:30 「日本舞踊」 猿若秀延(猿若流名取)
13:50 「増補 大江山戻り橋の段」 阿波人形浄瑠璃振興会 青年座
                       三味線 鶴澤友輔
14:30 「拝宮ふすまカラクリ」 拝宮谷農村舞台保存会
14:50 「寿三番叟絵巻」 拝宮農村舞台オリジナル 青年座・丹生谷清流座・とくしま座・ポラリス座
                 三味線 鶴澤友輔
15:30 「御披楽喜」 福をもち帰り

■問い合わせ
 那賀町教育委員会上那賀分室 TEL 0884-66-0111
 拝宮谷農村舞台保存会      TEL 0884-66-0834


2012年5月14日月曜日

第30回郷土文化講座~人形浄瑠璃魅力発見!~受講生募集(徳島県徳島市)

この郷土文化講座は、徳島独自の歴史、文化、自然など様々な角度から郷土について学もので、今年で30回を迎えます。
今回のテーマは人形浄瑠璃です。多彩な分野の方々を講師にお招きし、人形浄瑠璃をより詳しく、幅広い角度から学びます。
ぜひ多くのみなさまに受講いただきますようご案内申し上げます。


第30回郷土文化講座 ~人形浄瑠璃 魅力発見!~ 募集要項

■開催期間  平成24年5月26日(土)~10月27日(土)
         全10回 14時~15時30分
■開催場所  あわぎんホール(徳島県郷土文化会館)5階小ホール
         徳島市藍場町2丁目14番地
■対象     全講座を受講できる人
■受講料    5,000円 ※申込・受講決定後、開講式当日に徴収します。
■募集定員   120名   ※受講希望者多数の場合は、抽選にて決定します。
          受講の当否は受講の当否は開講までに通知します。
■申込方法  往復はがきに住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号を記入の上、
         5月18日(金)までに下記宛てにお申し込み下さい。
         なお、お電話によるお申し込みはご遠慮下さい。
         【申し込み先】
         〒770-0835 徳島市藍場町2丁目14番地
         あわぎんホール「郷土文化講座」係


■お問い合わせ あわぎんホール(徳島県郷土文化会館) 088-622-8121

■pdfはこちらをご覧下さい。

平成24年度 阿波木偶制作教室受講生募集!(徳島県徳島市)

わが徳島県は約400年近い歴史を持つ阿波の人形浄瑠璃の中で、駒蔵・人形富・3代に渡る天狗久、近年では国選定保存技術保持者に選ばれた4世大江巳之助等、優れた多くの人形師を輩出しています。
この事業では、ものづくりの重要性の再認識をはかると共にこうした民俗芸能の伝統技術の後継者を育成していきたいと考えています。
経験等は問いません。一緒に木偶を制作してみませんか。

■主催    財団法人徳島県文化振興財団
■協力    阿波木偶作家協会
■開催期間 平成24年5月23日(水)~11月26日(月)
         全12回 13時30分~16時30分(終了後片付け30分)
■開催場所 あわぎんホール 4階 和室2(徳島市藍場町2丁目14番地)
■内容    阿波木偶のうち、つめ頭を木取り・彫り・塗りまでを
        講師1名の一環指導により制作します。
■応募条件 1)3ヵ年を1クールとし、1年目はつめ頭、2・3年目で
          からくりのある木偶の頭、手足、胴体、衣裳を完成させます。
         2)やむを得ず欠席する場合は、講師と相談の上、
          予備日を設けて実施する可能性があります。
          出席8回以上に満たない場合は次のステップに進めません。
■受講料   20,000円(材料費、工具代等別)
■講師     阿波木偶作家協会より派遣
■定員     初級コース6名以内 ※希望者多数の場合は抽選で決定します。



■申込方法    住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号を記入の上、はがき、FAX、E-mail等にて5月18日(金)までに
           下記宛てにお申し込み下さい。
           【お申し込み先】
            〒770-0835 徳島市藍場町2丁目14番地
            あわぎんホール「阿波木偶作家教室」係
■お問い合わせ  あわぎんホール(徳島県郷土文化会館)
            TEL 088-622-8121 FAX088-622-8123
            E-mail jigyo@kyoubun.or.jp
            URL http://www.kyoubun.or.jp/

2012年5月8日火曜日

小野さくら野舞台第5回春の定期公演が開催されました!

去る4月8日、徳島県神山町の小野さくら野舞台において「第5回春の定期公演」が開催されました。
徳島での桜が見頃を迎え、会場に向かう道中、神山町のあちらこちらで満開の桜を見ることができました。
前日は雪もちらつく悪天候だったそうですが、公演当日は日差しも暖かく、晴天の空の下無事に幕が上がりました。

「せせらぎハーモニー」によるコーラスと「大川原オカリナクラブ」によるオカリナの演奏から舞台が始まり、春らしい爽やかなメロディーが会場内に響き渡ると、観客の皆さんも音楽に合わせて手拍子を送っていました。
続いて、「寄井座」による「えびす舞」の上演。
えびす様が大きな鯛を釣り上げると、会場内で歓声が湧き上がり、演目の最後でえびす様が「鶴は千年、亀は万年」と台詞を決める場面では、背景に使用されていた鶴と松の襖絵がぴったり合っていました。

次に、徳島ではおなじみの「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」を「神領小学校学童保育すだち座」の皆さんが演じました。人形を懸命に遣う姿は堂々としていて、観客からは大きな声援が送られていました。
また、この続きとなる「傾城阿波の鳴門 十郎兵衛内の段」を「寄井座」が上演。
順礼歌の段では母のお弓と娘のお鶴しか出てきませんが、ここで登場する十郎兵衛の人形は大きくて迫力があり、物語の終盤にある大立ち回りは見応えたっぷり!思わず、手に汗握るほど見入ってしまいました。

その後には、引き続いて「寄井座」による「玉藻前旭袂 道春館の段」が上演されました。
前半の、悲しみに堪えながら桂姫、初姫姉妹が双六で勝敗を決める静の場面と、後半の、金藤治が姉妹の母萩の方と桂姫の許嫁、采女之助の二人と斬り合う動の場面の対比に見応えがあり、采女之助に斬られた金藤治が死に際に告げた事実は、胸に迫るものがありました。
悲しい結末の道春館の段ですが、死を覚悟して白装束に身を包んだ桂姫と初姫の姉妹は遠目から見ても美しく、観客を魅了していました。

定期公演のトリを飾ったのは、全国一の襖保存数を誇る、小野さくら野舞台の襖カラクリ。
三味線の音色に合わせて、一瞬で絵柄が変わる襖カラクリに会場内も大盛り上がり。息の合った操作で、観客からは場面が変わるごとに盛大な拍手が送られていました。

小野さくら野舞台の「第5回春の定期公演」は、沢山の方にご来場いただき、大盛況の内に幕を閉じました。



えびす様、大物を釣り上げました!
背景の襖絵にえびす様の決めポーズが映えます
すだち座の皆さんが親子の別れを熱演!

寄井座による十郎兵衛の立ち回りは迫力満点
双六で負けた方が命を差し出す緊迫の場面
手に掛けた娘の首を胸に抱いて泣く父・金藤治

小野さくら野舞台自慢の襖カラクリ
一瞬で…
鷲の絵が獅子の絵に変わりました!