「人形浄瑠璃」は、太夫、三味線、人形の3者が結びついた伝統芸能です。
西宮神社の「戎かき」が人形遣いのルーツと言われ、淡路島に人形操りの技術が伝えられ、淡路の人形座や阿波の箱廻し芸人が全国を巡業し、人形浄瑠璃の魅力を広めました。
また、淡路には今もプロの人形座が活躍し、徳島では人形芝居の農村舞台が全国で最も多く残り、多数のアマチュア人形座が活動しているなど、徳島・淡路が人形浄瑠璃の最も盛んな地域であると言っても過言でははありません。
西宮から淡路・徳島、そして全国へ。人形浄瑠璃発展の歴史的経路とも言えます、この「人形浄瑠璃街道」に思いを馳せ、それぞれの地域の持つ文化資源の深い魅力に触れてみてください。
【「人形浄瑠璃街道」フェスティバル】
と き:平成22年3月21日(日)13時~
ところ:美馬市脇町劇場オデオン座
内 容:
「基調講演」 講師 兵庫県立芸術文化センター特別参与 河内厚郎
「三番叟廻し」 阿波木偶箱廻しを復活する会(徳島)
「戎かき・えびす舞の競演」 えびす座(西宮)、三原中学校郷土部(淡路)、
木沢芸能振興会(徳島)
「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」 名月座(徳島)
当日は、オデオン座周辺におきまして、11時から「産直コーナー」、11時30分からは「三味線もちつき」を行います。
また、「うだつの町並み」におきましても、11時から「箱廻し」や阿波木偶人形による「人形浄瑠璃街道練り歩き」を開催しますので、本公演とともにお楽しみください。