去る1月22日(日)、平成23年度人形浄瑠璃街道推進事業(リレー公演)の締めくくりとなる、人形浄瑠璃振興事業「西宮公演」が、西宮市の西宮神社会館において開催されました。
当日は、開演1時間前からお客様が続々と入場し、30分前には用意した椅子席がすべて満席となり、会場後方での立ち見や場外のモニターで鑑賞される方まで。約500名のお客様でいっぱいの会場は、寒い冬空とは正反対に、熱気に包まれていました。
はじめに、えびすかきによる「えびす舞」(人形芝居えびす座/西宮)が披露され、華やかな開幕となりました。 続いて、「増補大江山 戻り橋の段」(兵庫県立三原高等学校郷土部/淡路)において迫真の立ち回りや、「恋女房染分手綱 重の井子別れの段」(鳴門座/徳島)での母と子の切ない別れの場面など、情感たっぷりに上演されました。
また、「長老越節義之誉 猪平宅の段、子別れの段」(和知人形浄瑠璃会/京都)では、一人遣いの特徴ある人形操り技術にお客様も見入っていました。
最後に、プロである淡路人形座による「戎舞」が上演され、太鼓のリズムに合わせ、えびすさまが楽しく舞い、今年1年えびす顔でプラス思考に生きようと、みなさまの幸せを祈りながら閉幕しました。
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淡路人形座 戎舞 |
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人形芝居えびす座 えびすかきによるえびす舞 |
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三原高校郷土部 増補大江山 |
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鳴門座 恋女房染分手綱 |
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和知人形浄瑠璃会 長老越節義之誉 |
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会場となった西宮神社の本殿 |
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人形浄瑠璃街道の法被を着てお出迎え |
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会場内には立ち見のお客様も… |
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