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2012年2月27日月曜日

3/3公開公演・演奏会「淡路人形浄瑠璃と大阪」(大阪府大阪市)

江戸時代、淡路島には多くの人形座があり、仲間組織を作って連携しつつ、大阪の興行界とも密接に結びつきながら全国的な興業を展開していました。こうした総体としての「淡路座」を人形浄瑠璃の一大拠点と捉え、「淡路座」と大阪との関係を明らかにすることは、現在の文楽に至る人形浄瑠璃史について考える上で、極めて重要なテーマであると言えます。

今回の催しでは、都市文化の成熟と伝播に関する研究の一環として、大阪を代表する伝統芸能である人形浄瑠璃を取り上げ、「淡路人形浄瑠璃と大阪」という視点から分析を加えるとともに、現在の「淡路人形座」から演者を招き、今年2月に淡路島で約40年ぶりの復活上演が予定されている『賤ヶ嶽七本槍』清光尼庵室の段を、素浄瑠璃で演奏していただきます。本演目は大阪初演の作品の改作ですが、原作は現在の文楽では伝承されていないもので、今回の演奏によって里帰りを果たすことになります。


公開公演・演奏会「淡路人形浄瑠璃と大阪」

日時:2012年3月3日(土) 13:00~15.30(12.30開場)
場所:大阪市立大学 学術情報総合センター10階大会議室

主催:大阪市立大学都市文化研究センター重点研究「アジア海域世界における都市の文化力に関する学際的研究」
協力:財団法人淡路人形協会(淡路人形座)

講演:「淡路人形浄瑠璃と大阪」 中西 英夫(南あわじ市淡路人形浄瑠璃資料館館長)
研究報告:「新出資料に見る近世淡路座の芝居興行」 久堀 裕朗(大阪市立大学大学院文学研究科准教授)

実演:素浄瑠璃 「賤ヶ嶽七本槍」清光尼庵室の段 竹本 友庄・鶴澤 友勇(淡路人形座)


参加無料 定員100名(先着順)
申込方法等、詳しくは大阪市立大学都市文化研究センターホームページ(http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/UCRC/)をご覧下さい。
※定員に達した場合は、上記ホームページのニュース欄にて告知します。


●お問い合わせ
大阪市立大学学院文学研究科 都市文化研究センター事務局
TEL:06-6605-3114(火・木・金曜日9時~17時 ※臨時に閉室することがあります。)