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2012年9月5日水曜日

淡路人形浄瑠璃後継者交流発表会が開催されました!

交流会の参加風景
7月21日、22日の二日間、人形浄瑠璃街道推進事業として、兵庫県南あわじ市で淡路人形浄瑠璃後継者交流発表会が開催されました。
今回は、淡路島内の後継者団体のほか、愛媛県から三瓶高校文楽部、徳島県から川内中学校民芸部、城北高校民芸部が参加ししました。

21日は、南あわじ市三原市民センターで、先の三校と南あわじ市内の三原中学校郷土部、南淡中学校郷土芸能部、淡路三原高校郷土部の約130名での交流会が行われました。
「私と人形浄瑠璃(うれしかったこと)」「人形浄瑠璃の魅力」「伝統を伝える」の三つのテーマについて、13のグループに分かれ、クイズでお馴染みのフリップを使い意見交流を進めました。
人形浄瑠璃をやっていてうれしかったこと
うれしかったことには、「感謝された」「喜んでくれた」「先輩がほめてくれた」「公演の成功」「出会い」などの、充実感や、先輩後輩のつながりの大切さを実感した、といったことが挙げられました。
人形浄瑠璃の魅力としては、「人形の動き、美しさ」「一体感」「やりがい」「歴史」など、日々の経験から感じ取った自分なりの魅力を発表。
伝統を伝えるというテーマでは、「練習を積む」「いろいろな世代に発信する」など後継者としての自分たちの思いがあふれているように感じられました。
お互いに地域や経験の違いがあるなか、同じ意見に親しみを感じたり、違う意見に刺激を受けたりしていたようです。今回、プロとして活動している淡路人形座の若手座員の方にも、交流会に参加していただき、卒業後も頑張っている先輩後継者の存在を身近に感じることができたいい機会だったように思います。

淡路人形座、迫力の上演!
22日は、南あわじ市三原公民館での発表会でした。中学・高校生による三味線合同演奏による圧巻のオープニング。その後、21日に交流した六校を含めた小学生から社会人の後継者10団体が、日頃磨いてきた技を披露しました。どの団体の姿にも伝統文化を継承発展に向けての願いや意欲が現れたすばらしい舞台でした。
最後には、淡路人形座の特別出演があり、プロが生み出すすばらしい技芸に会場全体が魅了されました。そして、多くの後輩後継者たちにとっては憧れや誇りが膨らむ充実した時間だったのではないでしょうか。





淡路の各団体ののぼり
オープニング 三味線合同演奏
市小学校郷土文化部

南淡中学校郷土芸能部

福井子供会人形浄瑠璃部

三瓶高校文楽部(愛媛県)

淡路人形芸舞組

川内中学校民芸部(徳島県)

城北高校民芸部(徳島県)

三原中学校郷土部

淡路人形浄瑠璃青年研究会

淡路三原高校郷土部