「ジョールリ100公演」もいよいよ佳境に差し掛かってまいりました。
期間中は好天にも恵まれ、ホール公演のほか、農村舞台や小屋掛などの野外公演にも、非常に多くの皆様にお越しいただいております。
徳島の誇る伝統芸能「阿波人形浄瑠璃」の魅力をたっぷりとご堪能いただけているのでは、と感じているところです。
さて、10月31日(土)11月1日(日)の2日間は、県立21世紀館(文化の森総合公園内)におきまして、「新作人形浄瑠璃公演」が開催されます。
10月31日は、
まずは瀬戸内寂聴脚本シリーズ「義経街道娘恋鏡」で幕開けです。
県内に残る「義経伝説」を題材に、けがを負った一人の武士と献身的にその世話をする娘の恋物語。
さて、二人の恋の行く末はいかに?
「勝浦座」と「大谷旭源之丞座」の共演でお楽しみください。
続いて、地元「あわ工芸座」の「たの久物語」が上演されます。
「三番叟」や「八重垣姫」など、木偶人形の代表的なかしらが次々に出てきます。
日本一大きい木偶人形「酒呑童子」の登場には、皆さん驚かれるのではないでしょうか。
11月1日は、
最初に、瀬戸内寂聴シリーズ「モラエス恋遍路」が登場します。
徳島ゆかりの文人モラエスと、おヨネとコハル二人の女性をめぐる、人間の持つ愛憎の姿を描きます。
「踊る国文祭」のオープニングフェスティバルを飾った、「人形浄瑠璃とくしま座」の代表作です。
最後を飾りますのが「阿波人形浄瑠璃研究会青年座」による「道行三番叟 あわ娘に御用心」です。
赤兵衛と白兵衛の二人が織り成す、涙より笑いが溢れる「徳島ならでは」の仕掛けが満載の演目です。
天佑連と人形の阿波踊りの競演も、舞台を大いに盛り上げます。
どの演目も、古典の名作とは違った味わいを楽しめること間違いなしです。
どうぞ、新たな「阿波人形浄瑠璃」の可能性を感じてください。
【と き】10月31日(土)14:00~
演目: 1.「義経街道娘恋鏡」
2.「たの久物語」
11月 1日(日)14:00~
演目: 1.「モラエス恋遍路」
2.「道行三番叟 あわ娘に御用心」
【ところ】徳島県立21世紀館(文化の森総合公園内)
【入場料】500円(当日700円) 全席自由
【チケット販売所】
小山助学館本店・鳴門店、平惣全店(9店舗)、脇町劇場オデオン座、宮脇書店鴨島店、文化の森21世紀館1Fミュージアムショップ、阿波十郎兵衛屋敷、あわぎんホール(徳島県郷土文化会館)、徳島県文化国際課